西尾の抹茶について

西尾の抹茶とは

愛知県西尾市および安城市において伝統的な「棚式覆下栽培」を守り、4月頃の新芽が伸び始める時期から、茶棚の上に遮光資材を広げて被覆した条件下で栽培されます。

抹茶

栽培された茶葉を褐変化を防ぐため高温で蒸し、三河式碾茶乾燥炉(レンガ積み五段網・遠赤外線による乾燥方式)で水分を抜いて荒茶碾茶に加工し乾燥させ、仕上げ碾茶として精製し、御影石でできた茶臼により、1分間に60回転以下の速度を目安に微粉末状に挽いて抹茶を製造しており、高い品質を維持しています。

西尾抹茶ヒストリー

紅樹院にある西尾茶の原樹

今から730余年前、実相寺に茶種がまかれたのをふりだしに、明治に入ってからは本格的に栽培されるようになった西尾茶。
大正後期には抹茶の生産が主となり、現在に至っています。今も紅樹院には、西尾茶の原樹が大切に残され、そのルーツを静かに物語っています。

「西尾の抹茶」が地域ブランドに

愛知県西尾市と周辺地域の特産である「西尾の抹茶」が、特許庁の地域ブランドに認定されました。茶の分野で抹茶に限定した地域ブランドとしては全国で初めてです。
抹茶生産で全国有数の産地・西尾市周辺で栽培された茶葉を、他生産地より付加価値を高めるのが目的で、「西尾の抹茶」の知名度の向上を目指し、PR、販売活動を全国各地で行っています。
地域ブランドとは特許庁より認定された商標で、地域活性化に役立てようという制度です。

愛知県西尾市イラスト

「西尾の抹茶」ブランドマークについて

2009年、地域ブランド取得時に当組合で制定したマークです。現在では400点以上の商品に表示されています。
ブランドマークは抹茶をイメージする茶わんと茶せんをデザインしており、抹茶色を使用。茶道をつなげ、西尾の抹茶を永久的に広げつなげていくという願いが込められています。

西尾の抹茶

「西尾の抹茶 世界へ」

西尾の抹茶は組合員の多くが積極的に海外展開をしており、40か国に約100tもの抹茶が輸出された実績があります。
組合としても、10の国と地域にてNISHIO MATCHAまたはブランドマークの商標登録をしております。
また、2019年にシンガポールのグランドコプソーンホテル内レストランにてプロモーション&商談会、2020年にはタイ・バンコクの日本大使館大使公邸レセプションホールにて西尾の抹茶プロモーションを開催し大きな話題となりました。
今後も継続して世界的ブランドを目指しプロモーションを行ってまいります。

NISHIO MATCHA